There's something about U

気の赴くままに綴っていく、音楽人kikuの日常。
No  274

けど

高所恐怖症だけれど、観覧車に乗りたい。


暗闇嫌いだけれど、おばけ屋敷を覗いてみたい。


茗荷嫌いだけれど、夏の香を味わいたい。


悲しくないけれど、どっかに隠れたい。


そんなでもないけど、「うるさい!どっか行け!」って言いたい。


だるくないけど、サボりたい。


眠くないけど、寝たい。
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No  267

独り言

目が覚めたら 頬に涙が流れていた

僕はもう そこにはいない
僕はもう そこにはいない



君が誰と何をしてようが もう知る由もないのだけど


君はもう そこにはいない
君はもう そこにはいない



ただ思い返しては酒をあおる それのループ



僕はもう そこにはいない
君はもう そこにはいない



声をあげて笑ってた日も 一緒に並んだ日も
引き出しにしまっていいんだけれども

そこにはだれもいない
そう考えると また僕は音を出せなくなるんだ
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No  250

或るPIANO MANの最期

斜めどなりの 白いのと黒いの



一緒に押してみた




虫酸が走るけど 大好きな響きが
導線伝ってヘッドホンから鳴る



あぁ


もう終わりだ

僕じゃなくていいときが近づいている



僕でなくてはならない理由が見当たらないのだ



こんな気持ちで君に触れる僕を どうか憎んでおくれ


最後に弾いたその音は
誰にも出せないほどか細かったんだ

目を閉じる


息を吐く

心臓が止まる


ブラックアウト

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No  216

明日はライブです

たとえばそこに

一枚のキャンバスがあるとする




それにナイフを切り裂いたなら 君はどんな表情を浮かべるのだろう


それを思い浮べただけで 僕は身震いするんだ



明日はライブだ


すごく短い時間だけれど

僕が見せる色をどうか


受けとめてください
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No  203

中途半端

白黒はっきりつけるのも嫌いじゃないけど、最近とことんグレーが好きになってきた。

いい意味で、中途半端。
いい意味で、宙ぶらりん。



そこに比重がありすぎることもなく、堅苦しくもなく。
されどどうでもはよくないような、そんな感じがたまらなくいい。
結局アタシは、そういうところに心地よさを見出してしまうのかもしれない。

その刹那、涙が出るほどに愉しいならそれもありじゃんか。


どっちつかず。
雲のようにフワフワ漂って、いつのまにか消えているかもしれないし。
冬の風のように、突然肌を掠めるほどに近づくかもしれないし。


あぁ、いいね。
こういうの、人間らしいよ。
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